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自然療法・漢方療法
さくら薬局
人間は自然の一部です
女性ホルモン分泌伝達
妊活のカギは・・・
★約4週間の周期変化(低温期~排卵期~高温期~生理期)
妊娠出産力の活力は
●ホルモン(FSH LH エストロゲン プロゲステロン)分泌が活発
●脳→卵巣→子宮へとホルモン伝達がスムーズである
●ホルモンに刺激され卵胞が活発に発育し排卵が起こる
●ホルモンに刺激され子宮内膜が増殖し栄養を蓄える
この一連の流れが大切です。
★低温期36.5℃前後、高温期36.8℃前後。
★基礎体温凹凸が少ない
★低温期⇔高温期への体温変化が円滑
★生理周期にバラつきが少ない
これが良い基礎体温です。
※この中のどこかに問題があると妊娠出産力が低下します。
<東洋医学の捉え方>
脾腎力が旺盛で気血精の産生が活発である→ホルモン産生分泌が良い
老廃物(痰湿・湿熱・瘀血)の貯留停滞がない→子宮卵巣が汚れていない
以上のことに問題がなければホルモン分泌伝達が活性化し子宮卵巣が活発に
機能します。こういう状態であれば妊娠出産力が旺盛です。
ホルモンは自分自身の力で分泌させることが大切!
外からホルモン補充を続けると自分自身でのホルモン分泌能力が低下します。
不妊・不育症
不妊原因 9タイプ
基礎体温は低い。低温期が長く高温期が短い(周期が長引く)
※生理周期が短い場合もある。(早めに生理血が漏れ出てしまう)
生理出血量は全般的に普通~少ないが大量出血する場合もあります。生理血色は薄い。
不正出血(生理出血がダラダラ続いて止まらない)生理時だるくて眠い。
★体力がなく疲れやすい。変わったことをするとすぐ疲れる。すぐ風邪を引いて長引く。
臓腑を定位置に保つ力が乏しい(胃下垂、子宮下垂、脱肛など)
低温期に体調が悪化する(気力の低下、だるい、むくみ、食欲低下など)
★気血精の産生力が乏しい⇒A)気虚・B)血虚・C)腎精不足が同時に現れる傾向
D)血寒・F)痰湿・I)瘀血(気虚血瘀)も伴ないやすい。
●ホルモン産生分泌力が弱い(新たな生命を生みだす力が乏しい)
卵胞がしっかり生育しない
妊娠した場合に胎児を子宮に保っておけなくて流産しやすい。
妊娠しにくい
流産しやすい
★生命力を補充できていない
腎精(生殖の精)が充実しない
飲食摂取量が少ない・食べ物の内容が悪い・消化吸収力が弱いなどで
体力(生命力)が低下しています。
●補気健脾(気の補充・胃腸強化) ●精血補充が必要です。
ひ弱体質
★胃腸虚弱
★腎虚
★血が満ちていません
生殖の精が充足しません
女性は生理で血が減ります。減った分は飲食での補充が不可欠です。
それができないと血不足に陥ります。
●精血をしっかり補充すること・・・
低温期が長引き生理周期が遅れる。生理血量が少ない。ひどいと生理が来ない。
生理血が薄ピンク又は茶色。目が疲れる。目が乾く。めまいやふらつき。筋肉がつる
眠りが浅く夢が多い。顔色が白っぽくて血の気が少ない。肌が乾燥する。
★子宮卵巣が栄養不足
-
卵胞の発育が遅れる
-
質の良い卵子ができない
-
排卵が遅れる
-
子宮内膜が栄養不足
妊娠しても受精卵の生育が悪いので不育症や流産の危険が大きい。
血不足では血流も悪化しやすいです。(血虚血瘀)
血不足となるベースには A)気虚・C)腎精不足が多いです。
●精血同源:血が消耗すると精も消耗します。
妊娠しにくい
血が足りない
栄養不足
★妊娠力の根源(腎精)が弱い
先天的虚弱・ダイエットで消耗・不摂生・飲食の偏り・病気過労
生理が毎月きちんと来ない人はこのタイプです。
●捕腎益精(血肉友情の動物性生薬で補充する)
低温期が長く高温期が短い・体温の凹凸が激しいこともある・低温期~高温期への体温上昇がダラダラ遅い・低温期と高温期の境目がはっきりしない・一相性となる など
生理周期が遅れる・生理血色は薄い・生理血量は少ない・生理期間は短い
不正出血(生理出血がダラダラ続く)
★腎精不足が重いと2~3ヵ月生理が飛ぶ・生理が止まる
不妊不育症の根本に腎精不足が関係します。腎精不足は「生命力不足」と表現できます。
自分自身に存在する生命力が豊富で余力があってこそ新たな命を育むことが出来ます。
乏しい生命力では自分自身を養うので精一杯となります。
ホルモン分泌の著しい低下
生命力の乏しい女性が、まれに妊娠出産されることがありますが生まれつき体が弱い、
母親が産後に体調を崩すなど問題が発生しやすいです。
★子宮卵巣の働き悪い
-
卵胞の成長が遅い
-
卵子の質がよくない
-
空胞になる
-
無排卵になる
不妊・不育症 (流産しやすい)
腎精が足りない
妊娠しにくい
ホルモン分泌
低下
著しい
★温かい血液が循環しない
寒いところに命は育たない
陽虚体質・生冷物の過食・寒冷な環境・生理時に体を冷やす など
女性は生理で温血を失います。不養生だとすぐに体が冷えます。
●陽気の補充+子宮卵巣の陽気循環の活性化!
冷え体質(陽虚体質)で体が冷えます。(手足腰お中が冷える)体温が低い。
ひどいと低温期体温が36℃以下。生理周期は遅れる傾向にある。
低温期が長引き周期が遅れる。生理血量は少ない。高温期への移行に時間がかかる。
高温期を維持できず途中や後半に体温が落ち込む。頭痛肩こりしやすい。足がつる。
生理血が冷え固まり排出が悪い(寒凝血瘀)血塊が混じる。生理痛が強い
生理血色(普通色~暗紅色)
●血が冷えています。
冷え体質は水がたまります
※D+Eタイプが多い
★子宮卵巣がキンキンに冷えています
★冷たい血が氷結して流れない→筋腫やポリープが出来やすい(寒凝血瘀)
A)気虚(脾虚)B)血虚 C)腎精不足 を伴っている人が多い
<子宮卵巣キンキン冷え>
-
卵胞は成長しません
-
良い卵子が出来ない
-
スムーズに排卵しない
-
胎児が育ちません
妊娠しにくい。妊娠しても受精卵の生育が悪い。不育症や流産の危険が高い。
妊娠しにくい
キンキン冷え
子宮卵巣
★水たまりが出来ている
むくみ おりもの お中冷え
生冷物摂取は×(水 お茶 スムージー ヨーグルト 牛乳 アイスクリーム 果物 サラダ)
温かい物の摂取を心がること!
●温陽気化(温めて水を気化させて除去)
★Dタイプ冷え体質がEタイプ水をためる
おりものが多い。むくみやすい。鼻炎(クシャミ・鼻水・鼻づまり)軟便下痢
胃もたれ。お腹張る。食欲不振・嘔吐吐き気・頭全身が重だるい。頭痛肩こり眼精疲労
基礎体温は全般的に低い傾向です。低温期が長く生理周期は遅れぎみ。
高温期への体温上昇がダラダラしている。生理痛は強い。
※F湿熱タイプへの移行もあります。
●子宮卵巣に水分停滞があり正常な働きが出来ません。
不妊・不育症となる傾向です。
卵巣嚢腫・子宮筋腫ポリープ・卵管閉塞・子宮内膜症出来やすい。
※子宮や卵巣に水たまりが出来て固まる詰まる(痰湿+瘀血)
妊娠しにくい
冷える
+
水たまり
子宮卵巣
水たまり
★ベタベタ老廃物が固着
子宮卵巣の大掃除が必要
高脂肪高糖質のベタベタ食品は×(ケーキ プリン シュークリーム 生クリーム 菓子パン
洋菓子 焼肉 唐揚げ) ねっとりベタベタがこびり付きます
●デトックス大掃除が必要です(湿熱+瘀血の除去)
口の中が粘つく・口が苦い・くちびるや口中の渇き・舌がざらつく・口内炎が出来る。吹き出物やニキビが出来る。湿疹が出やすい・胃もたれ張り・胸焼け胃痛
尿色は濃い黄色・軟便又は便秘・頭や全身が重だるい。
おりものが多い(ねっとり乳白色~黄色っぽい)
生理血がネトネト排出が悪い(生理痛が強い)
基礎体温は全般的に高い傾向。高温期への体温上昇がダラダラしてメリハリがない。
●子宮卵巣の組織に熱っぽいねばねば老廃物が癒着するように入り込んでいる
血液を汚してドロドロ→子宮卵巣が正常に働きません。(湿熱+瘀血)
(ホルモン伝達が阻害される)
※湿熱タイプで熱亢進しているとH)血熱症状も現れます。
子宮内膜症、卵巣嚢腫、子宮筋腫、多嚢胞性卵巣、卵管閉塞
※ネトネト湿熱が組織に固着する!
子宮内膜症
多嚢胞性卵巣
卵巣嚢腫
子宮筋腫
妊娠しにくい
ネバネバ老廃物
子宮卵巣
★ストレスでホルモン分泌が不調
リラックス休養が必要です
現代社会はストレス社会 自律神経不調となりホルモン分泌乱れる
子宮卵巣機能に悪影響!
●ストレス開放:行気解鬱が必要
全般的に基礎体温の凹凸が激しい。低温期から高温期への移行がダラダラして排卵日がわかりにくい。月経周期が遅れる。月経周期が一定しない。生理前に胸が張る下腹部が張る。生理前にイライラ肩や腰が張って痛い。生理血量が一定しない。突然生理が止まる。
PMS症状(生理前不快症状)が強く現れやすいタイプです。
★精神的ストレスが強い
視床下部や脳下垂体のホルモン分泌伝達が乱れている
子宮や卵巣の状態が安定しなくなり妊娠しにくい。
※妊娠しないことがストレスとなっていることも多い。
●ストレスがたまると気血水の動きをせき止めます。
●血流をせき止める(気滞血瘀)
●水をせき止める(痰湿停滞)
●交感神経過亢進(熱亢進)⇒身体が熱っぽくなる(血熱・湿熱)
妊娠しにくい
ホルモン伝達乱れ
★子宮卵巣に熱がこもる
熱すぎて卵子の質が低下
肉系高カロリー食 激辛食 スナック菓子 飲酒 喫煙
熱過剰(のどの渇き 口唇の渇き 口内炎多発)
●排熱クールダウンが必要です(清熱発散)
基礎体温が高め。高温期37度超え。生理前にのぼせイライラ、食欲亢進、肩こり、頭痛などが強くなる。生理出血量が多く生理周期が短い傾向です。生理血色が鮮紅色~深紅色
★子宮や卵巣が過熱状態になっています
★熱濃縮(熱で煮詰まる)で血液が濃くドロドロになって固まりやすい。
(生理血が固まる⇒レバー状の塊) 血熱血瘀
★子宮や卵巣で血液がサラサラ流れない
★熱により陰血が消耗する→D 血虚や陰虚に進展
熱過剰の子宮や卵巣では・・・・・
卵胞の成長は早いですが卵子が熱であぶられて質が悪くなります。
妊娠しにくいです。着床障害が起こりやすいのはこのタイプです。
妊娠しにくい
子宮卵巣
熱過ぎ
★血液がドロドロ固まる
筋腫・嚢腫・内膜症 出来る
生活の不摂生により血液がドロドロになって固まる
子宮卵巣に汚れた血液がたまる
●活血化瘀(塊を砕いて除去しサラサラ綺麗な血液を流す)
血流が悪い(遅い)ため月経周期は遅れやすい。体温上昇下落カーブにメリハリがない
生理が来ても体温が下がりきらない。生理血の粘度が高い(赤黒い~紫黒色)
生理血がスムーズに排出されない。レバー状の塊が混じる。生理痛が強い。
生理出血が突然止まる。不正出血(突然の出血、生理出血が止まらない)
(Aタイプ~Hタイプ)のどれも瘀血発生の原因となります。
主な瘀血の病態は
気虚血瘀・血虚血瘀・気滞血瘀・寒凝血瘀・血熱血瘀・湿阻血瘀・湿熱血瘀などです。
瘀血になった体質を判別して対応策を施すことが必要です。
★不妊・不育症の原因の多くに少なからず瘀血が関係します。
瘀血が邪魔して子宮卵巣で血流が悪くなります
(ホルモン伝達も悪くなります)
●血管が詰まる・腫瘍やポリープ(塊)が出来る・卵管が詰まる
●生理血の排出が悪いため生理血が逆流する など異常が起こります。
その結果:子宮卵巣の正常な働きができません。
ホルモン分泌伝達障害、卵胞発育障害・排卵障害、子宮内膜の増殖栄養障害・着床障害・子宮筋腫・卵巣嚢腫・子宮内膜症・卵管閉塞など